手仕上げについて

ここでは、手彫りでの仕上げについて紹介します

北川一晴堂では、お客様にご注文をいただきましたご印章に1本1本手書きにて字入れをし、粗彫り(あらぼり:枠や文字以外の空間を深く彫る作業)後、手彫りにて仕上げ作業を施しております。(以下、写真参照)

※手作業での粗彫り(あらぼり)が綺麗な印影作りのの土台です!

当店の印鑑は、文字や枠以外の空間も十分な深さまで手作業で彫りこむ為、機械で深く彫った際の文字痩せによる強度不足を防ぎます。また、細かい箇所に仕上げ刀を差し込む為に極細の粗彫り刀で深く彫りこむこともあります。

※本物の印章仕上げは…(印鑑作成で一番大切です!)

粗彫り終了時には枠や文字が荒削りで綺麗に押印できない状態なので、仕上げ刀にて断面を斜めに切り落としながら、枠をすっきりさせたり文字の特徴を出したり、言わば、ご印章に命を吹き込むような作業とも考えられます。是非、当店の印章ですっきりした押印をお楽しみ下さい。 翠谷

※手彫り印の仕上がりは試し押しの為印面に朱肉が付着しております

機械彫りの印鑑はパソコンの画面上で印影を表示し、画面表示に忠実に彫刻機が彫ります。手彫り印は手作業にて彫刻するため、必ず朱肉での試し押しをします。その為、綺麗な印面での納品は不可能となりますのでご了承くださいませ。(上、試し押印写真:本象牙15ミリ丸、コピー紙使用)

 

↓実際に手彫り印を作成してみると…

※細かい印字の外周全てに印刀を通すため、一日(朝~夕方まで)で、お昼休み1時間を除き、精一杯頑張って彫り続けても「認印・銀行印で5本」「実印(フルネーム)で2本」」しかできません。

ちなみに「会社印(回文印)では1本で丸2日」かかってしまいます。

本来、ネット販売するお店ではないのですが、お客様の利便性を考慮してみました。

(以前は、遠方のお客様のお支払いをお振込みでお願いしてお手数をおかけしておりました…)

一日に彫ることができる本数が限られてることから、繁忙期は納期が延びることもございます。


間違いなく従来通りの技法で唯一無二の印鑑ができあがります☆

安心してご発注ください

 

粗彫りが終了すると、仕上げ作業に入ります

  • ペンシル型彫刻機での粗彫り作業

仕上げを開始します

枠から丁寧に、断面を斜めに削ぎ落とします

枠の仕上げが終了しました

枠のみ、すっきり見えます

もう一息

  • 「北川一晴」まで終了しました(仕上げで文字の特徴を出しています)

トップページの印章が完成しました