印鑑のネット購入で失敗しないために

色々なサイトで販売されてる手彫り仕上げ印鑑。

あふれてるからこそ、確かなものを判断するお客様の目を養う必要があります。


まず気をつけたいのが、「手彫り仕上げ」としながら本来の「仕上げ彫り」(※1)を施していない場合です。

「手彫り仕上げと言いつつ粗彫りで残ったカス取りやはみ出た箇所を落とす程度」で提供している印鑑は注意が必要です。


最近の彫刻機は「仕上げ彫りが必要ないほどきれいに彫れます」というものが多いので、一見きれいに見えますが「キチンと仕上げ刀が入った印鑑には程遠いレベル」です。

そして、仕上げ刀で粗彫り後の文字や枠の断面を切り込みながら「印面をデザイン」していくことで、同一印を再作成することを防止いたします。

 

サイト上の写真を見ただけでもヒントがたくさんあります。

・印面の写真をよく見てみましょう。枠や文字の外周に斜めの断面(仕上げ刀で切り込んだ跡:上の写真で緑線の箇所)が見えますか?(斜めに切り込み、文字や枠の断面がシャープになっています)

・サイト上の彫刻見本の写真で「違う材料で全く同じ彫刻印面見本」が何本もありませんか?(本来の仕上げ彫りを施していません)


・手彫りできない「チタン材」でも同じ彫刻見本を出していませんか?


・「印相体」の彫刻見本で「文字の線が同じ太さ」になっていませんか?(仕上げ刀で作った印相体は文字太さの強弱が美しいものです)


・仕上げ彫りの様子を動画などで大きく見せていますか?(仕上げ刀を印面に乗せてるだけの写真には注意です)


・仕上げ彫りを施したとされる文字や枠の断面が光っていませんか?(仕上げ刀で切り込んだものでなく擦っただけの可能性大です)


・機械で深く彫ったために文字が痩せていませんか?(本来の手彫り仕上げを施さないので、文字の細い粗彫りをしています)耐久性が低く欠けやすいです


本来の仕上げ彫り(※1)を施しているお店では、同じ手書き文字を使って粗彫りしても、必ず仕上げ彫り後は「似ていても違う印鑑」に出来上がります。

上の写真の「本来の技法(粗彫りは文字を太く残し、仕上げ刀で文字や枠の断面を切り込むもの)で作成した当店サイトトップページ印鑑の写真を参考に「見破る目を育てましょう。

(※1)古来からの印鑑の彫り方は、粗彫り(空間彫り)で枠や文字を太く残し(太く残った部分が枠や文字の土台となるので丈夫な印面になります)、仕上げ刀で枠や文字の外周すべてを斜めに切り落としながら文字の特徴を出します。印相体では一本調子の文字ではなく、美しい強弱が生まれます。